2006年10月05日

かもめ食堂

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オススメ度:★★★★★★★★★☆(9点)
恵比寿ガーデンプレイス内ガーデンシネマで映画「かもめ食堂」
を観てきました。東京ではココでしか上映していないので、ココまで来たのに、
来週からは池袋でも上映されるらしいです。でも、今日ココで観れて良かった。

「THE 有頂天ホテル」が観たかったんですが、生憎3月31日で打切りに。
それならば、三谷幸喜さんの妻であり、大好きな小林聡美主演
の映画を観ようと考えたわけ。しかし彼女以外にもこの映画には2人の
主役が。それが片桐はいりと、もたいまさこ
原作は群ようこ書き下ろしによるもの。監督は荻上直子。
女性が際立つ映画で、観る前から期待度満点でした。

目を見張る要素が盛りだくさんの作品。好きなキャストに好きな場所。
なぜフィンランド!?という疑問はすぐに消えた。とても似合っているのだ。
この空気に,この人々の雰囲気に,この店に,小林聡美が溶け込んでいる。
フィンランドにとてもマッチしているのだ。
コメディ映画ですが、真剣な眼差しでみてしまうとても面白い映画。
全てが全ての前兆であり結果であった。それをいかに巧く魅せられるか・・・
そんなことにこだわった作品だった気がします。
スッキリした店も、もたいまさこのかもめ柄のシャツも、色彩豊かな服も、
食堂入口のドアの音も、ぶてっとした猫も、ぼてっとしたカモメも、
丁寧に作られた料理も、小林聡美の「いらっしゃい」も、
その全てがカワイイ、全てが磨き上げられたスプーンのような
キラメキに満ちていて、本当に観ているこっちもウキウキしてしまう・・・
そんな映画でした。
フィンランドの有名ブランドの協力で、カワイイ家具・食器が目白押しで
目を楽しませてくれました。オールフィンランドロケってのもスゴイ。

何より、小林聡美がとてもキレイでした。
明るくて、強くて、料理が上手で、男性の理想のような女性でした。
女性が作った映画の理想の女性象は、やはり男性の理想像でもあったわけです。

あ、もちろんパンフレットも買いましたが、作りも写真もとてもカワイイ。
映画に出てくる料理のレシピ付きです。

本国フィンランドでは、2006年秋公開予定とのこと。どうやって字幕
がつくのか、みてみたい。それにしても聡美さんのフィンランド語は
何言っているかわからないが、素晴らしい。
高橋ヨーコの写真もキレイでした。
ただ、映画中で小林聡美が「おにぎりは鮭・梅・おかか」と言うたびに、
梅干嫌いの私には梅干のビジュアルを想像してしまい、うげ〜でした。
もちろんとても「おにぎり」が食べたくなる映画には変わりあありませんが!
posted by タカ at 08:15| 東京 🌁| Comment(8) | TrackBack(1) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

フラガール

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オススメ度:★★★★★★★★★☆(9点)

観たかった「フラガール」。楽しかった!!
松雪泰子の演技は、本当にイイ。無条件に惚れてしまいます。
観に行った理由は「松雪泰子と蒼井優が出てるから」といったものだったが、
本当に楽しめた。と、言う以上に感動するシーンが多かった。

松雪泰子がこの映画のために3ヶ月間毎日8時間ほど練習した・・・と言うから
ダンスシーンがもっとあるかと思いきや・・・案外少なかった。
あと、蒼井優はやっぱりイイね。「花とアリス」の時も思ったが、
とても線がキレイで、美人ではないのに、輝いていた。

残念なのはしずちゃん。確かに頑張ってはいるし、しずちゃんは好きだが、
正直、この映画には必要がなかった。しずちゃんのおかげで注目度はUPして
いるだろうが、ギャグ的な要素でしか溶け込めていなかった。
また、岸部一徳も今までの邦画に比べると、精彩を欠いていた気がした。

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来年2月25日に発表される米アカデミー賞外国語映画部門選考に日本代表として
出品されることが既に決まっており、韓国などアジア数カ国での公開も決まり、
米国の数社からはリメイクの依頼を受けているという。是非観てください!
posted by タカ at 12:53| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パビリオン山椒魚

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オススメ度:★★★★☆☆☆☆☆☆(4点)

「パビリオン山椒魚」を観た。あまりオシャレじゃない映画。
安いサスペンス劇場に小ネタを挟んだ感じ。それなりに面白かったけど、
正直、期待外れだった。オダギリジョーは相変わらずかっこええなあ…
まじカッコエエ。演技もバツグンに上手い。
でも彼らしさは少し消えてきた。浅野忠信に似てきたなぁ…。

高田さんも素なのか演技なのかわからんかったけど、ハマリ役でしたw

男って男として産まれただけではオトコにはなれない。女もそう。
その性別を全うして磨きをかけないと中途半端な存在になってしまう。
もっと頑張ろう。
posted by タカ at 12:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月04日

ブロークン・フラワーズ

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オススメ度:★★★★★☆☆☆☆☆(5点)

監督はジム・ジャームッシュ・・・って誰? 出演もビル・マーレイ、ジェフ
リー・ライト、シャロン・ストーン、の3人以外は殆ど知らない人ばかり。
映画を観たのも、かなり偶然的に・・・であった。

物語の主人公は一人の男。かつては多くの恋愛をしてきたドン・ジョンストン。
数年前にコンピュータの事業で成功し、気ままな生活を送っていた。
ある日彼女に振られたドンの元に一通のピンクの手紙が届く。
「あなたと別れて20年。息子は19歳になります。あなたの子です。
別れてから妊娠に気付き一人で育てました。その息子が旅に出ました。
それはきっと父親を探す旅でしょう・・・」差出人不明、真偽も不明。
心当たりはないものの、隣人で友人のウィンストンに云われるまま、
20年前の恋人を訪ねる旅に出たドンは・・・。というのがストーリー。

想像していた話とは全く違った。恋愛ものと思いきや、コメディだったw
世界中の映画館をとぼけた笑いと感動で包み込んだことだろう。
そして、気の進まない長い旅、退屈な車の運転、狭く煩いエコノミークラス、
会いたくないだろう女性たちの元へ花束を持っていくドン・ファン
自分も旅に出たような、奇妙な感覚に落ちいる旅ものでした。

彼はとても受身的。彼女が家を出て行っても、1人で部屋で
ジャージ姿。ボーッとしていて、考えたり思い出すのは女のことばかり。
息子の話だって自分の問題なのに、隣人のウィンストンに手配して
もらっているのがイイw そして計画も練ってもらい(別に頼んでない
が・・・というところもまた情けないw)旅に出る
背中を押してもらわないと動けない、自分から話しかけたりもできない、
本当に不器用と言うよりは魅力の少ない男。そこが魅力の男。

・・・ちょっとドン・ファンの女性経験歴に同感してしまう部分がありつつ、
やはり情けない男でした。なのに愛してしまったw
行動の一つ一つ、会話の一つ一つ、流れる曲の一つ一つに精神を集中させて
しまう、ハマる作品でした。ある意味、傑作なのかもしれません。
答えの無い映画なだけに、色々と考えつつも、
何か物足りなさを感じてしまったので、評価は辛めに5点
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posted by タカ at 20:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月02日

Mr.&Mrs.Smith

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オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆(6点)

ジョン(ブラッド・ピット)とジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)は、
南米で偶然出会った2人は情熱的な恋に落ち結婚。
「Mr.&Mrs.Smith(スミス夫妻)」となった。
5〜6年後、夫婦に倦怠感が生まれていたある日、二人はお互いの
「本当の(裏の)顔」を知ってしまう。
ジョンは建築業を隠れ蓑にした凄腕の殺し屋。
プログラマーのジェーンは暗殺組織のエースだった。
お互いの組織では、自分の正体を知った相手を48時間以内に始末すること
がルールであった。こうして、二人の壮絶な夫婦対立が勃発するが、
実はそれはお互いの組織が仕組んだものであった・・・
・・・というのがストーリー。宣伝で殆どの人が内容を知っているので、
アッと驚くコトは起きない。

この作品は“結婚”という契約関係の様々な側面を描写しているが、
気軽なアクション・コメディーとしてもとても楽しめる。
と、言うよりも桁外れの夫婦喧嘩をコミカルに演出したコメディ映画だ。
「君は大げさすぎるんだよ」、「ちゃんと話し合おう」と叫ぶシーンが
あるが、夫婦喧嘩によくあるそういったセリフが、実際の夫婦なら絶対に
ありえないシチュエーションの中で、淡々と交わされる。そのギャップが
面白い。ただ全体的にはこの作品は長過ぎる。
特に最後の撃ち合いをもっと簡潔にしても良かった。
ボスが出てきてバーン!ってな具合に。その方がわかりやすい。

ハリウッドのトップを走る2人が、暗殺者夫婦を演じると宣伝文句を掲げる
のであれば、もっと暗殺者らしいシーンを増やすべきだった。
強いのはわかったが、普段どのように業務を遂行していたのかがわからない。
また、初めて出会うシーンでは、どう見ても危機一髪であり、
計画的に事を進める暗殺者とは思えない。
まあ5〜6年目と言う事はまだ若かったのだろうが。

最後に・・・アンジェリーナ・ジョリーをあまり魅力的とは
思えなかったせいか、ジョンに感情移入ができなかった。
もっとSEXYで魅力的な(SEXしたい!と全力で
思えるくらいの)女性をヒロインにしてほしかった。

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2006年04月30日

チャーリーとチョコレート工場

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オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆(6点)

父、母、それぞれの両親である祖父母とその孫いう構成の貧しい一家。
その孫である少年チャーリーが主人公。
彼の家の近くには、ここ15年間誰一人出入りしたことがないにも
関わらず、世界一のチョコレートを作り続ける、謎に包まれた
不思議なチョコレート工場があった。
ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、「全世界向けに販売した
板チョコのうち5枚だけに入っている“ゴールデン・チケット”を
引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可する」と驚くべき声明を
発表した。そして一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーも、
奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが…。

ロアルド・ダールの児童書「チョコレート工場の秘密」を、
1971年にジーン・ワイルダー主演で映画化された「夢のチョコレート
工場」に続き、2度目の映画化であるこの作品。ハッキリ言って期待はずれ。

主人公の男の子とその家族は、この映画で登場する唯一まともな人間で、
他の人々は、嫉妬心や虚栄心や自己中心的性格など、人間の欠点を様々な
バリエーションで強調されたようなキャラクターである。と言うよりも
今の子供って、この4種類にしか分類分けされないのでは……
そんな気までしてしまう。道徳の教科書に出てくる典型的な悪い手本
なのに、それが今の主流なのだ。そして、そんな彼らには“特別賞”は
与えられるはずも無く、生き残るのはあまりにも健全すぎる
道徳の教科書に出てくる良い見本みたいなチャーリー。
他の連中が悪すぎるのでもはや比較対象にならない。

ティム・バートンの悪意やおふざけに満ち過ぎていてアカン。
ある意味、考えられないほどの失敗作と言える。
エンターテイメントとして捉えることでしか評価できない。
彼がやりたかったのは子供たちに夢を与えるのではなく、
大人たちに黒い笑いを与えることだけだった。

2001年宇宙の旅やサイコのパロディが入ったりしていて面白く、
ストーリーはともかく映像に飽きることはないだろう。
まあジョニー・デップのファンにとっても見逃せない作品だろう。

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2006年04月09日

プロデューサーズ

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オススメ度:★★★★★★★☆☆☆(7点)

本物のエンターテイメント作品で大満足の一作でした。
ミュージカル映画は「オズの魔法使」や「シカゴ」等、好きな映画が
たくさんあるのに、映画館で観たことはなく、いつもTVの小さい画面で
観た瞬間に悔しい思いをしてきた・・・だからこそ、今回は大スクリーンで
観たかった・・・そのおかげで、素晴らしい実体験ができた。
本編が始まるやいなや、いきなり歌。歌。歌。華やかな歌。歌。歌。
う〜ん、グレイト。すぐに目の前はブロードウェイ、気分もブロードウェイに。

傑作ミュージカルの映画化で話題の本作だが、実は最初は映画作品。
メル・ブルックス監督・脚本でアカデミー賞のオリジナル脚本賞受賞、
助演男優賞ノミネートに輝く同名作品がオリジナル。映画→ミュージカル→
ミュージカル映画、という軌跡を辿っている作品なのだ。
ミュージカルは01年度、トニー賞史上最多受賞の12部門を独占した。
今回の映画化では舞台版の演出家が監督し、主演のネイサン・レイン、
マシュー・ブロデリックを含め、オリジナルキャスト4人が出演。
見事なチームワークを見せる。新たに加わったユマ・サーマンとウィル・
フェレルも抜群の存在感を発揮。ブロードウェイミュージカルをそのまま
で、歌を口ずさみながら映画館を後にしたくなる楽しい出来でした。

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ストーリーは1959年のニューヨーク
落ちぶれた大物演劇プロデューサー、マックスの事務所に会計士のレオが
訪れた。帳簿を調べたレオが、ショウがこけたほうがお金が儲かるという
摩訶不思議な事実に気づいたことで、マックスのやる気が充満。
レオを巻き込み、大金をせしめようと、初日=楽日を目指す史上最低の
ミュージカルのプロデュースが始まった!
そしてまたとない史上最低の脚本「春の日のヒトラー」が見つかる・・・と
いったもの。巧妙に組み立てられた脚本は見た目以上に工夫が多いようでした。

キャストの演技の素晴らしさと、テーマの一貫性が絶妙で、特にネイサン・
レイン、マシュー・ブロデリックの演技には脱帽でした。
本当にスゴイ。ユマ・サーマンの大人な色気もスゴイ。
ゲイリー・ビーチなど、好きな役者も目白押しで、バカやゲイの演じっぷりが
素晴らしく、拍手もの涙ものの内容でした。
是非、観て欲しい一作です!!是非、観てください!!
posted by タカ at 23:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月15日

鍵がない

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オススメ度:★★★★★★★☆☆☆(7点)

舞台が下北沢だから、下北沢に住んでいる人と見てほしいっ!と、
イラストレーターのクラちゃんに誘われ、渋谷でのほほん鑑賞。
たしかに下北沢が目白押しだ(まあ、舞台がココだから仕方ない)が、
思っていた以上に良い仕上がりになっている。
一晩中あてどなく街を彷徨う一人の女性の姿を描いたドラマ。
街で様々な人々とのすれ違いを繰り返しながら、
自分の心の内を見つめ直していくヒロインを優しく描き出している。
たった83分ながらも、テーマがハッキリしていて好感触の映画。
主演は「月光の囁き」「贅沢な骨」のつぐみ。
共演に大森南朋。監督はこれが劇場映画デビューの山田英治。

物語は、
かつて付き合っていた子持ちの男、良介への想いを引きずったままの美沙子。
ある雨の夜、彼女はマンションに帰るも、鍵をなくしてしまったことに気づき呆然。
真夜中だったため、どうすることも出来ず途方に暮れてしまう美沙子。
合い鍵を良介に預けたまま返してもらっていなかったことを思い出した彼女は、
思い切って彼に電話をする・・・しかし、占いや運命を信じてしまうような、
受身で臆病な彼女は、なかなか本心を打ち解けて話す事ができず、
結局、夜の街を彷徨い始める…淡い期待を抱きつつ、良介のもとへと向かった
美沙子だったが、彼の家の前まで来て急に不安が募る。
結局美沙子はそのまま引き返してしまう。
しかし、バスの運転手との話で、次第に自分が自ら硬い殻を作り出し、
後悔の中でしかうごけなくなっていることに気付き、今までの自分をオフにし、
軽快に新しい朝を迎えるのであった。

主題歌が、この秋から活動を再開する空気公団だったのが、さらに良かった。
癒されるわーこの声っ
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2005年07月22日

ぼくの国 パパの国

ぼくの国

オススメ度:★★★★★★★★☆☆(8点)

若き日に英国のマンチェスターに移住してきた、誇り高きパキスタン人のジョージ。英国人のエラと結婚し、今では7人の子供と生活。ジョージは子どもたちを立派なイスラム教徒にしたいのだが、英国育ちの現代っ子である彼らは、全く関心がない。やがて、父と子の間に激しい騒動が巻き起こる・・・という話。
西と東のカルチャー・ギャップと、親と子のジェネレーション・ギャップの融合した、現代における民族問題の金字塔となりえる作品。
新人ダミアン・オドネルが監督したとは思えないくらい上質で、ユーモラスなファミリー映画に仕上がっている。一見地味な印象を受けるが、映像、音楽センスの良さから思わず自分がパキスタンにいるような英国にいるような不思議な気分になり、のめり込んでしまう。移民が抱える様々な問題を、戯画的に描写しつつ明るく描いた手法に嫌みがなく、好感がもてる作りで、英国アカデミー賞も受賞している。
日常会話はもちろん英語だし、子供達は年頃だから普通にデートもしたい。自分は英国人と結婚したくせにパキスタン人と勝手に婚約させる・・・かなりヒドイ、パパ。周囲からも変な家族扱い。家族の衝突やパパへの抵抗は当り前。勝手な結婚を嫌がりパリに逃げた兄を死んだ者扱い。本当にヒドイ、パパ。それを子供たちがどう乗り切っていくか・・・母は本当に強いのか・・・それは、見てのお楽しみ。オススメします。割礼やら・・・下品な内容も多く見受けられたが、それはちゃんと伏線になっていた。「考えさせられる娯楽映画」。兄弟の人数が7人と多いので、なかなか全員が頭に入りづらかったのと、ラストがイヤ・・・丸く収まっているから。
末っ子のサジ(ジョーダン・ルートリッジ)のキャラクターはとても印象的。成長ぶりが良かった。
posted by タカ at 08:57| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月05日

スウィングガールズ

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オススメ度:★★★★★★★★★★(10点)
こういう映画が増えるといいね。若者に影響を与える映画って言うのかな?コレを観て何かを始めた!というきっかけになるやつ。もちろん、この映画の魅力は若者だけじゃなく、中年から老人にまで火をつける、その鼓動!劇中の「この世にはスウィングするかしないか・・・」みたいな台詞があったが、本当にその通りだ。みんな精一杯スウィングしてほしい!そして、世界を明るく!
もう・・楽しくてスカッとして、ドキドキして、感動して・・・音楽(この映画ではジャズだったが)って素晴らしいから!まさに音楽映画の真骨頂。ウォーターボーイズの矢口史靖監督らしいギャグ入りの傑作。キャラクター1人1人の設定が細かく、それだけに感情移入もしやすく、愛すべき映画となった。演奏もすべて自分でやっているというからスゴイ。あー俺もビックバンドジャズしたくなってきた(笑)
上野樹里、貫地谷しほり、本坂屋ユイカ、豊島由佳梨、平岡祐太の5人も 良い演技を見せてくれたし、それ以外のみんなも最高。観ている俺も最高!そんな映画。観ていない人には勧めてあげよう。ウォーターボーイズより面白い!最高にオススメな一本。
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補足:4回目観ました。やはり最高です!
posted by タカ at 20:38| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(4) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月29日

ゴッドファーザー

ゴッドファーザー

オススメ度:★★★★★★★☆☆☆(7点)

1282年、当時フランスに支配されていたシシリー島の住民が、秘密組織を作って反乱した時の合い言葉だったといわれる“MAFIA”は、19世紀に入り、“犯罪組織”としてイタリアの暗黒街に君臨するようになった。
そしてイタリア系の移民として、この組織もアメリカに渡りアメリカ・マフィアが誕生した。
その組織はシシリーやナポリ出身者またはその子弟で構成されており、組織の頂点にファミリー(家族)があり、ボスがいる。アメリカ・マフィアの年収は200億ドルといわれ、ギャンブル、金融、運輸、スーパー等を経営。「ゴッドファーザー」はそうした巨大なマフィアの内幕を描いたマリア・プーゾのベストセラー小説の映画化。何よりテーマ曲が有名な作品。
ドン・ビトー・コリレオーネ役のマーロン・ブランドの重鎮感と、素晴らしい脚本が魅せる暗黒街、そこにいない自分らにも、その世界の怖さがわかる表と裏の雰囲気作りが素晴らしい。しかしながら、監督のフランシス・フォード・コッポラがダメ。彼は本当に原作をダメにする監督だなぁ・・と、つくづく思った。
末の息子マイケル(アル・パチーノ)の策略によってライバルのマフィアのボスたちは次々に殺され、その勢力は一向に衰えなかった。彼の横顔は冷たく尊大な力強さにあふれ、「カッコイイ」顔に成長、部下たちの礼をうけていた。“ドン・マイケル・ゴッドファーザー” として・・・・という終わりか方が最高にクール!それだけでも見る価値はある。
posted by タカ at 09:23| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月21日

プロジェクトA

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オススメ度:★★★★★★★★☆☆(8点)
極悪非道な海賊を相手に海兵隊の活躍を描くアクション映画。
製作総指揮は鄒文懐(レイモンド・チョウ)、製作は何冠昌(レナード・ホウ)、監督・アクション・武術指導は成龍(シャッキー・チェン)が担当。出演はもちろん成龍(ジャッキー・チェン)、元彪(ユン・ピョウ)、洪金寶(サモ・ハン・キンポー)、共曼凝(イザベラ・ウォン)、狄威(ディック・ウェイ)など。
舞台は二十世紀初頭の香港。その頃の香港は悪がはびこる暗黒の社会。中でも海軍を悩ませていたのは海賊の横暴だった。そこでイギリス人のメイ総督は海軍指令官に「海賊撃滅作戦」を命令。命を受けた海軍突撃隊長のドラゴン(成龍)は大いに張り切り、同僚や海軍指令官の娘パール(黄曼凝)と酒場で祝杯を挙げた。ところがそこで、ライバルの陸軍兵士とハチ合わせ、大喧嘩になってしまう。知らせを受けて駆けつけてきた陸軍司令官は甥のジャガー(元彪)らを逃がし、海軍の兵士たちだけを逮捕。
翌朝、海軍指令官に受け出されたドラゴンたちは、「海賊撃滅作戦」の出撃式に出頭する。が、式の最中に海上に停泊中の戦艦が海賊が仕掛けた爆薬で炎上、戦艦を失った海軍はついに陸軍に併合されてしまう。彼らの指揮官は酒場での喧嘩相手のジャガーだった。ある日ドラゴンは、顔見知りだった盗賊のフェイ(洪金寶)と組んで組織の銃を横取りする。フェイは金儲けを企むが逆に組織に追いかけられるハメに陥り、そのあおりをくったドラゴンも香港の街を必死で逃げまわる。そんな頃、イギリス人の乗る船が襲われた。総督は激怒してドラゴンを海軍突撃隊に復職させて、指揮をまかせることにした。
ドラゴンは「A計画」、つまりVIPクラブの経営者に扮し敵地にのり込み、ジャガーら精鋭部隊がこれを助けるという捨て身の作戦を決行、凄まじい闘いの末、海賊の大将(狄威)を倒し数百人の人質を救出した・・・。
という内容。俺が生まれて始めて見たジャッキー・チェン(成龍)の映画。
監督・脚本・主演ジャッキーという、最初から最後までずーっとアクションの、飽きのこない名作!もう10回近く観てるのにまだまた観たい!ストーリーは平凡なのに、オモシロイ。ジャッキーの10周年記念作でもある。
他キャストも、みんな好きになっていく「味」がある面々。とにかく超一流のアクションが満載で、チャリンコチェイス、食堂でのサモハンとの立ち回り、そしてご存じ時計台からのダイブ!最後のメイキングを見ると、ジャッキーホントに落ちてます。しかも何回も失敗してます。スタントなし!まさに鉄人!文句なしに楽しい最高の娯楽作。オススメです。

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posted by タカ at 23:18| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国香港映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月06日

殺し屋1

オススメ度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2点)

原作を読んでからじゃないと内容を50%しか理解出来ない駄作。
もっと素敵に実写化して欲しかったと悔やまれる映画。単行本で
10巻という長編漫画の映画版が 2時間 8分って無理でしょう。まぁ
この映画が 3時間あったらそれもそれで問題ですが・・・。

三池崇史監督っぽい部分が顕著に現れているけど、そこが全く
合っていない。彼と私のセンスが合わないだけかもしれないけど。
垣原とイチの対決ももっと色々な魅せ方が出来たのに、とても
パッとしない。

この映画のイチオシというか唯一の見所は、なんと言っても浅野忠信。
変態ヤクザの垣原が、とてもオシャレでスタイリッシュ。泣き虫の殺し屋
イチは別の方に演じて欲しかった。大森南朋はどうも好きになれない
演技をする役者です。

ラストシーン( 首吊りと振り返る男性 )に賛否両論・・・いや、賛を
聞いたことが無いほど不評なラストシーンで、私も同感。これは
何回観たではなく、想像というか妄想でのみ解釈出来るのでしょう。

私は、タケシが復讐してジジイを首吊りにした、と解釈しています。

タランティーノ監督が大絶賛して大ファンの作品。らしいですが、
たしかに外国人ウケは良さそう。映像の魅せ方は良かったので。
この作品特有の「 見ている人に伝わる惨忍な痛み 」が伝わって
きた。もちろん漫画には劣るけど、そこは映像作品の限界でしょう。
真っ二つのシーンはダサダサでしたが・・・

総論
監督か脚本かわからないけど、どうも「 良くない 」作品。
楽しみに観たけどコレはヒドイ。観ている人に何かを訴えかけては
いるのですが、そもそもそういう映画じゃないし、要約が下手過ぎて
作品がただの映像物に成り下がっています。なので星2つにしました。
posted by タカ at 00:48| 東京 ☀| Comment(18) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月02日

SAW

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オススメ度:★★★★★★★★★★(10点)

見知らぬ地下室で目覚めた2人の男、中年の医者ゴードンと年の若いアダム。足首は鎖でつながれていて身動きが取れない。そして2人の間に転がる一体の死体・・・そこは連続殺人犯「ジグソウ」のアジトだった。なぜ彼らはそこに閉じ込められることになったのか?彼らはそこから逃げ出すことができるのか?謎を解く鍵は、部屋に残されている。銃弾一発、男の妻子の写真、タバコ2本、着信のみ可の携帯電話、指令が吹き込まれたカセットテープ・・・。
という、宣伝を観たら、映画館へ行くしかないでしょ!という、本当に鳥肌立たせる映画。そして観た後も鳥肌の立つ映画。満足させてくれる傑作!日本と米国で同時ロードショーとなったのだが、先に上映している英国と違い、残酷な4シーンはカットされているとのこと。惜しい!それがとても観たい・・・まぁ、仕方ないですかね。
本当に「生きていることに感謝しない人が多い」という台詞のとおり、現代ではみんなワガママになっているのかもしれない。生きていることに、仕事に、家族に、お金にも国にも空気にさえも感謝したくなる映画。 現状に感謝しよう!明日から(笑)
もし、自分だったら・・・あぁ怖い。本当に客観的に観ようと頑張るものの、徐々に感情移入してしまう演出の巧さと、完璧に感情移入してしまった後にくる痛々しいシーンが絶妙。あぁ・・・俺も家族がいたら あそこまでするのだろうか?それはわからないが、究極の選択というには酷すぎる。題名のソウは、チェーンソーのソウ、「見た」のソウ、ジグソウのソウなど色々掛けているのだが、私にはソウが壮絶のソウとしか受け取れない。そんなラストはアッと驚くもので、最後まで観客に退屈を与えない。演技も上手い。「この状況での人間の動き」を本当に上手に表現していて、まるでこの 状況で人体実験したかのようである。一度タネ明かしされるともう観なくていい映画だが、必ず一度は観て欲しい映画。
以上、褒め過ぎかもしれないが、観ていない人は観るように!
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posted by タカ at 00:42| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

クレヨンしんちゃん モーレツ!大人帝国の逆襲

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オススメ度:★★★★★★★★★★(10点)
子供向けとは 思えない出来で話題を呼んできた『クレヨンしんちゃん』の劇場用アニメの中でも最高傑作と言われる記念碑的作品。監督の原恵一はすごい映画を作ったものだ。
ある日の夜、20世紀博からの「大切なお知らせ」なるものを見た大人たちが豹変する・・・大人が自分の中の子供の部分に支配され、大人を完全に失ってしまう・・・という内容。
「オトナ向きの物語」「コドモにはわからない」という印象を持つ。しかし、オトナとコドモという対立概念を仮定してみた時、完全にオトナだったり完全にコドモだったりということはありえない。どんなに小さい子供でもその中にオトナの要素を持っているし、どんな大人でもコドモの要素を持っている。子供は大人が思っているほどコドモではない。
つまり誰しもがオトナであると同時に子供であり、コドモであると同時に大人なのだ。
この映画の基本的なコンセプトはノスタルジーである。昭和40年代と思われる懐かしさの対象は空想上の過去であり、決して存在しなかった過去、つまり虚構への憧れなのだ。その証拠にオトナが作り出す過去には過去にはありえなかったはずの技術があったりする(そのあたりをしっかりと入れ込んでしまうところがこの映画のすごいところ)。その時、大人にとっては未来はすでに輝けるものではなくなり、過去だけが輝いて見える。それがノスタルジーというものの正体だと思うのだが、この映画はそのことを見事に描いて、無意識に「昔」を美化してしまうオトナに警告を発している。しかし、この映画が更にスゴイのは、警告を発しながらも、最後までノスタルジーに浸っていることが可能であるということ。ラストは昔の田園風景を2000GTが走っていく・・という、ある人にはノスタルジーの塊のようなシーンで、同時に、それ以外の結末も用意されている。それは「家族愛の勝利」で、観客はそれぞれに映画を見て、それぞれに納得のいく結末を得ることができる。
大人は涙し、子供は喜ぶ。素直に感動する人も、バカにする人も、みんなこの映画の懐の深さに受け止められてしまっている。批判は出来ても、自分が楽しんでしまったことを否定は出来ない。つまりは傑作なのだ。
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2004年11月14日

SURVIVE STYLE 5+

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オススメ度:★★★★★★★★★☆(9点)
写るんです、むじんくん等のCMプランナーとして有名な多田琢氏が脚本、BOSS等のCMディレクターとして有名な関口現氏が監督というCM界の大御所による細部にまでこだわり抜いた映画。
出演は浅野忠信、橋本麗香、小泉今日子、阿部寛、岸部一徳、麻生祐未、千葉真一に加え、イギリス人俳優、ヴィニー・ジョーンズもこの一大プロジェクトに参加。超豪華かつバラエティに富んだ俳優陣・・・というより、俺の好きな俳優が多く、かなり期待して映画館へ足を運んだ。
原色が刺激的に使われた美術、機関銃のようなセリフ、ミュージッククリップのような音楽と映像・・・まさにこの映画はスタイリッシュでナンセンス、クールでいてユーモラス、ゴージャスにしてチープ、クレイジーなのにラストは感動と笑いがドッと押し寄せる、なんとも不思議な映画。登場人物たちの個性溢れる衣裳も良かった。特に女性の服にこだわりが強いのは、CM界で活躍し、映画「鮫肌男と桃尻女」等でも斬新な衣裳を作り上げた宇都宮いく子のこだわりがあったから。関口監督の作品のイメージを最大限生かすために、彼女は必須だったと言える。特に橋本麗香の衣裳は、殆ど自らの手で制作、ベースになる生地のことまで細かく打ち合わせを繰り返すことで、既存にはない不思議で美しい衣裳に作り上げたとか。
ストーリーも平凡とはほど遠く、殺してもなぜか蘇ってくる妻(橋本麗香)。その妻を殺し続けようとする男・石垣(浅野忠信)。観客に催眠術をかけたまま殺されてしまう人気催眠術師・青山(阿部寛)。「殺し」を依頼したCMプランナー・洋子(小泉今日子)。催眠術をかけられてしまい、自分を鳥だと思い込んで暮らす小林(岸部一徳)。そんな姿に戸惑う妻(麻生祐未)。空き巣で生計を立てる3人組。同時通訳(荒川良々)を連れて行動する殺し屋(ヴィニー・ジョーンズ)。CMプランナーからぶっとんだコマーシャルを提案され、断固拒否する製薬会社社長(千葉真一)。
交わるはずのない彼らの運命が時に複雑に、微妙に絡み合う。こんな映画はかつて無かった。観ていない人は必見としか言えません。
posted by タカ at 17:15| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

死ぬまでにしたい10のこと

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オススメ度:★★★★★★★★☆☆(8点)
アン(サラ・ポーリー)は失業中の夫ドン(スコット・スピードマン)と2人の娘の暮らしを支える23歳。ある日、トンプソン医師(ジュリアン・リチングズ)に「余命2〜3ヶ月」という残酷なガン宣告をされてしまう。もう手遅れだと言われたアンは、誰にも病気のことは話さず、深夜のカフェで一人、「死ぬまでにしたいこと」のリストを作る・・・
というストーリー。何がオススメかって、そのありきたりな内容〜結末ではなく、映画全体の表現力、演技、そして題名。私のいない私の生活・・・。なんて寂しい題名!しかし映画を観た後は寂しさを感じさせない題名になっているところがグッド!
きっと、誰かに大声で泣きついて、絶望の渕から救い出して欲しい気持ちもあったはず。そうしなかったのは、夫は失業中、娘二人もまだ幼い。すぐ側に住むママとも充分理解しあっているとは言えない・・・そんな人間関係。また、そんな家族への気遣いと以外に、『女』としての切ない願望があり、全て吐き出したら身動き取れなくなるとわかっていたから。
そんなアンをサラ・ポーリーが気負うことなく自然体で演じている。また、深夜のカフェ、24時間営業のコインランドリーなど、生活感の溢れる自然な町並みが、より一層リアル感を伴って、この映画の世界へと引き込んでいく。台所で新しいママになるだろうアンとはしゃぐ家族の姿を見ながら、ホッと安堵の表情の中で流す一筋の涙。決して号泣しないアン。そして・・・。
彼女がいなくなっても、世界は何も変わらない。でも、アンの願い通りに変わろうとするママや、生きずりとはいえ心を通わした最後の恋人。そして、新しいママを迎えての子供たちの笑顔などが、淡々と映し出されていく中、私は最高潮の号泣状態・・。
映画を見てから数日たっているというのに、心の中にはまだ余韻が残っている。死を自覚した時から始まる生への作業。もしサラの立場に立たされたら、私はここまで前向きで強い精神力を持って、残された日々を生き抜くことができるだろうか・・。そんなことも考えながら、自分自身の人生見つめ直せる。映画。
posted by タカ at 02:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月06日

笑の大学

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オススメ度:★★★★★★★★★★(10点)
泣いた・・号泣してしまった映画。もちろん、面白過ぎても泣きましたが、観た人にしかわからない涙が、ラストにドバッと流れます。イイ映画です。原作・脚本の三谷幸喜もスゴイが、これを映画化した監督の星護もスゴイ。そして、名演技を披露してくれた2人にも拍手を送りたい。本当に幸福な気持ちになれるイイ映画です。傑作です。
ストーリーは簡単。だからこそ、奥が深い。時代は日本が第二次大戦へ向かっていた昭和15年、場所は警視庁保安課取調室。主人公は2人。1人は笑ったことがない男、情け容赦ない検閲官である向坂睦男(役所広司)、もう1人は笑いに命をかける男、劇団・笑の大学・座付作家の椿一(稲垣吾郎)。笑いを徹底的に弾圧しようとする向坂睦男と庶民のための笑いを守ろうとする椿一。2人の熱き攻防を延々と繰り返す三谷幸喜の傑作舞台コメディの劇場版。
始まりから役所広司が「不許可」のハンコウを無愛想にバンバンとたたいているあたりからして、なんともオモシロイ。無愛想でまじめくさった顔をしながら、これまた真面目なことを言っているのだが、どこかおかしい。この辺も巧くできているが、それ以上に演技の上手さが光る。殆ど吾郎と役所の二人芝居なので演技の下手な役者だったら絶対見るに耐えなかった。
チャーチルが寿司を握るとか、お国のため じゃなくてお肉のためとか、そういった笑いの埋もれていく姿と、稲垣吾郎とのやりとりにクスクスと笑ってしまう。最後には演技にハマリ、駆けずり回っている時の役所の笑顔!最高です!意地悪な検閲官に何度も何度も脚本を書き直されながらもいつしか友情が芽生えたのにあんなラストになるなんて・・・。
椿が無事に帰ってきて検閲官と二人で作りあげたあの脚本をお披露目することを期待していたのだけども、そのシーンは残念ながらなかった。後でパンフを読んだら椿のモデルは二度と帰ってくることができなかったので三谷さんは生還シーンを望まなかったとか。
三谷幸喜の天才ぶりが改めてやくわかった・・・小学生時代、「続々三匹が斬る」や「またまた三匹が斬る」や「ニュー三匹が斬る」などで俺に本物の演技を見せ続けてくれた役所広司が未だにとんでもない演技派だと改めてよくわかった・・稲垣吾郎の天才役者ぶりがよくわかった。
この映画は外人が観てもわからないだろう、日本人に生まれて本当に良かった!最高にオススメの作品ですので、本当に観て下さい。
posted by タカ at 21:50| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月01日

コラテラル

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オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆(6点)
その夜は、いつものように始まった・・ロサンゼルスでタクシーの運転手を12年間続けながら平凡な毎日を送っているマックス(ジェイミー・フォックス)は、ある晩、アニー(ジェイダ・ビンケット=スミス)という名の女性検事を乗せイイ雰囲気なり、名刺までもらって上機嫌に。そして次に乗せたのはビジネスマンと思わしき紳士。ヴィンセントと名乗ったその男(トム・クルーズ)は、多額のチップと引き換え に一晩の専属ドライバーとなり、今夜中に5箇所を回るようマックスに依頼する・・・・。
と、いう、コラテラル(巻き添え)になったマックスが可哀想に思える映画。・・・と思いきや、ヴィンセントに出会ったことで、彼も成長し、その人生も大きく変化していく。マックスは被害者だが、次第に加害者ヴィンセントから逞しく生きる人間力を引き出されてゆくのだ。真面目で知的で道徳的な運転手は、自己主張を覚え、殺し屋に反抗し、説教までするようになる。そんな彼の成長映画(だよな?)。
鑑賞前以上に面白く、爽快で、エンディングはイロイロな意味で「可哀想」になった。日本語訳はなんかいまいちだったが、映画の質は上の中。
「シークレット・ウィンドウ」と迷った挙句にコレを観たが、劇場で観れて本当に良かった。トム・クルーズが本格的な悪役に挑み、かなりの老け顔メイクが良かった。彼は嫌いだが、この作品の彼は初めて真面目に演技をしている・・・いつもは「俺ってかっこいいでしょ」オーラが前面に出ていて、どの映画も役柄というより「トム・クルーズ」そのものだったように思うが、今回は過去を秘めた殺し屋を、死の影を背後に感じさせつつ、クールにスタイリッシュに、「ビンセント」に成りきっていた。
あえて言わせてもらえば手直しが必要な箇所が多数ある。クラブでの戦闘シーンもゴチャゴチャし過ぎ。追っている刑事が簡単に死に過ぎ。刑事たちの特徴もつかみにくい。・・・本当に主演の2人を際立たせたいのはわかるが、コレは一応映画なんだし・・・2人以外の脇役色が濃過ぎる!エンディングもちと納得いかない・・・ものの、最後まで楽しく見れました(笑)
posted by タカ at 23:29| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月10日

茶の味

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オススメ度:★★★★★★★☆☆☆
渋谷シネライズで、茶の味を観てきた。東京ではココでしか上映していない。観終わって一言、「これぞ日本の映画だ!」。日本独特のテイストと不思議感と「間」と、オタク魂が至る所に詰まった映画。コレを受け入れられない人は、相当古典的というよりは、相当柔軟性が無く、時代に取り残されている人間だろう。どんなに「自分」「個」を持っていても、時代が流れニュースが飛び交い社会は様々に変化しているのだから、「日本」という言葉の意味は毎年違う。そう考えた時に「2004年の日本」とはこういう感じなんだ!と、マンハッタンでも天安門でもクレムリンでも叫ぶことができる作品。
設定の細かさ、日本人にしかわからない「笑い」、常識の中からの逸脱、日々の行動からの逸脱、感情を表に出さない日本人からの逸脱・・・様々な要素が詰まった、娯楽エンターテイメントとして肌で感じてほしい。
石井克人監督、すげぇ!その壊れ方も、壊し方も、わかりにくい演出も。しかも2時間半くらいの長い映画だから得した気分。全員の配役はいまいち(なぜ三浦友和!?)だが、演技・演出は合格点。よく考えられて作られた映画。石井監督嫌いだったが好きになった。
橋の上を行ったり来たりのアヤノ(浅野忠信)、変人ジジイのアキラ(我修院達也)、漫画家驫木、ハジメ(佐藤貴広)・・・・愛すべき登場人物たち。土屋アンナの演技も思った以上に上手く、見応えあるが、何より傘をバスに投げ入れたハジメの表情に注目の映画。この映画のことは一生忘れないだろうしし、きっとまた観るだろう。
最後に、アヤノ役の浅野忠信の雰囲気の作り方が独特で、やはりこういう出演者は必須だと感じた。昔は嫌いだったのに・・・やはり冷静で公平な目で見ると素晴らしいとしか言いようがない。彼は日本一の俳優だと思う。そして、大好きだ。
posted by タカ at 21:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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